遍く現世、彩る日夜

日々のよしなしごとの感想など

3日前、誕生日だった。

自分の中の色んな葛藤とかの問題で、あまり自分の誕生日について主張したりはしてこなかったけれど、このブログではやっちゃう。

とは言っても、もう3日前の話である。

3日前、誕生日でした。

 とは言え、もう結構いい歳なので、年を重ねることに複雑な思いを抱くようにはなりました(三十路で40歳代が見え始めたくらいの年齢です)。

それでも、誕生日を誰かにお祝いされることは嬉しいものです。

朝、誰よりも先にGoogle assistantがお祝いしてくれたので、機械の習性であろうと分かっていましたが、心がほわっとなりました。

 

正直なところ、毎年の誕生日にろくな思い出がありません。

1月初旬でぎりぎり冬休みかそうでないか、というところで友達全員からスルーされることもよくあったし、それどころか家族にも半ば忘れられている場合もあり、10代半ばから『誕生日=ろくでもない日』という方程式が成立していました。

社会人になってからも、この日に限ってよくないことが起こるので、誕生日はいっそ誕生日であることを忘れた方が楽に過ごせるかなと思っているくらいです。

 

私はもろもろのことがあり、Twitterはあまり好きではありません。

今は親しい友人との連絡用兼生存報告用に鍵をつけたアカウントがあるくらいで、そこでもあんまり「今日は誕生日だ祝えー!」と主張することはなかったのです。

私は3年ほど前、Twitterでの身内知り合い知らない人との交流に疲れ果て、マストドン(mstdn.jp)にたどりつきました。

マストドン、斜陽とか過疎とかひどいことが言われているけれど、いい意味で距離のある気楽な反応に荒んだ心が癒やされていったことは、今でも鮮明に思い出せます。

マストドンを知った当時は誕生日を過ぎていたので、その翌年の誕生日にケーキの画像を貼り付けて、思い切ってお祝いしてくださいって言ったら、そこで知り合った人たちも通り過ぎただけの人たちもみんなお祝いしてくれて、すごく嬉しかった。

ここ10年くらいで一番嬉しい誕生日でした。

10年に1度でもいいことがあれば、それで十分かな、誕生日。

そして、SNSもそれくらい気楽なものでいいのです、自分にとっては何でもない日でも、他人にとっては誕生日であることを物凄く気軽にお祝いできるような関係性。

ネガティブなできごともやんわりと受け止めてくれるような場所。

……なので、なるべく私もSNSやインターネットのよく見えるような場所ではネガティブなことは言わないようにします。

 

さて、話題は変わり。

私の誕生日は新年の慌ただしさを少し過ぎたくらいにあります。

年の始まりと誕生日が近いと、結構目標を立てるのにちょうどいいのですね(※達成出来るとは限らない)。

そして、1月13日は新月です。

占星術の世界では新月は『月が新しく生まれ変わる』ということで、何かを始めるのにぴったりな時期、ということになっています。

更に月がどの星座の位置で新月を迎えるかでも意味合いが変わるのですが、それは置いておいて、私にとっては目標を立てるのにとってもちょうどいい時期です。

そういう訳で、私の三十路XX歳の目標は、【自分のアトリエでたくさん作品を創っていく】ということにします。

2020年に色んな事情で独り暮らしを始めました。

元々ずっと前から独り暮らしをしたかったけれど、経済的な事情とかその他のコトとかもあって、一度も家を出たことがありませんでした。

しかし、昨年はのっぴきならない事情で家を出なければならなくなったので、かなり急に独り暮らしを始めました(決断から実際の引っ越しまでの期間は3週間)。

引っ越した時に思ったのが、『この部屋は私のアトリエにしよう』

独り暮らしをしたらアレをしたい、コレをしたいなあ、と思っていたことはたくさんあり、そのための道具やら材料やらを買い込んでいたのですが、コロナ禍で仕事がすんごく忙しくなって、ほとんど手が付けられないまま2020年は終わってしまったのです。

今年は今でこそ落ち着いていますが、年度が変わったらまた確実に忙しくなることが確定しているので、どこまでできるかは分かりませんが、やりたいことは全部やりたいな。

たまには現実をちゃんと見据えながらね。